彼女に告(こく)る
内角秀人
「さあ、挿れてもいいわよ」
「こ、こう…」
「もっとゆっくり、優しく」
「こう?」
「そう、そう」
「気持ちいい…」
「そのまま腰を動かして」
「う、うん」
「いいわ、いいわ」
「う、うう…」
「その調子よ。ドンドン突いて」
「で、出そう…」
「も、もう?」
「あ、あああ…」
「いいわよ、出しても」
「いくう…」
「ああ、いいわ」
「出すぞ」
「いいわよ」
「で、出たーっ」
「あああーっ」
「ふーっ」
「いっぱい出したわね」
「へへへ」
「溜まってたんでしょ」
「気持ちよかった」
「スキン、外してあげる」
「ありがとうございます」
「風呂場で身体を洗ってくるわ」
「僕も一緒に行ってもいい?」
「明るいところは恥ずかしいから、別々にして」
「分かりました」
「君、初めてだったの?」
「はい」
「高校生?」
「分かります?」
「坊主頭だからね。何年生?」
「二年です」
「そう。初体験にはちょうどいいくらいの年ね」
「そうですか」
「いい体格しているけど、何かスポーツしているの?」
「野球をしてます」
「甲子園目指しているの?」
「一応…」
「そう。夢があっていいわね」
「そうでもないです」
「もうこの店には来ないでね」
「どうして?」
「こういうことは彼女とするものよ。君、彼女いるの?」
「いいえ」
「じゃあ、頑張って作らなきゃ。まだ若いんだし」
「分かりました」
「今日はどうもありがとう。気をつけて帰ってね」
「はい」
「待たせたな、悠平」
「どうだった? 賢吾」
「何が?」
「初めてだったんだろ」
「えへへ」
「良かったか?」